Shirashiru

知らない!困った!を知るお助け記事ブログです。

MENU

スポンサーリンク

当ブログではプロモーション広告を利用しています

「上がる・揚がる・挙がる」それぞれの違いと適切な使い方

スポンサーリンク

日本語には、「上がる」「揚がる」「挙がる」という似ているようで異なる動詞があります。

これらの言葉は同じ読み方をされることが多いですが、使い分けることでより正確な表現が可能になります。

この記事では、これらの動詞の違いと具体的な使用例について解説します。

 

 


「上がる」「揚がる」「挙がる」の意味と適切な使い方

これら三つの言葉はすべて動詞として使われますが、その意味や使い方には差があります。

 


「上がる」の意味

「上がる」は最も一般的に使用される表現で、何かが低い位置から高い位置へ移動することを指します。

これは物理的な動きだけではなく、地位や評価の向上を示す場合にも使われます。

水から陸への移動や、建物に入る際の靴を脱ぐ行為を表すこともあります。

 

また、緊張するなど感情の高まりを示す場面や、尊敬語としての使用例(例:「召し上がる」)も存在します。

 

「参上する」と同義で謙譲語としても利用されることがあります。

完成や完了を意味する場合にも「上がる」と表現されます。

 


「揚がる」の意味

「揚がる」は、空中や水上で物体が上昇する様子を指します。

特に、食品を油で揚げる場合にこの動詞が使われることが一般的です。

古語では遊郭での遊びを指す意味もありましたが、現代ではほとんど使用されません。

 


「挙がる」の意味

「挙がる」は、何かが目立つように高く掲げられる状況を表します。

逮捕されたり、証拠が公にされる場面で用いられることがあります。

この動詞は、物理的あるいは概念的な「掲げる」という行為に関連して使われます。


補足: 「騰がる」という言葉もありますが、これは主に価格や株価が上昇する状況で用いられます。

これらの動詞はすべて「あがる」と読まれることが多いですが、その使い方にはそれぞれ独自のニュアンスがあります。

適切な文脈で正しく使い分けることが重要です。

 

 


「上がる」「揚がる」「挙がる」の具体的な例文集

以下では、「上がる」「揚がる」「挙がる」を用いた具体的な例文を紹介します。

 


「上がる」の使用例

以下に「上がる」を使用した例文をいくつか示します。

 

・どうぞ、上の階にお上がりください。
・義父が昇進し、家族の社会的地位が上がりました。
・最近の経済情勢で、物価が上がっています。(「騰がる」でも表現できます)
・子どもの学力が上がりました。
・靴を脱いで、畳の部屋に上がりましょう。
・観客からは素晴らしい演技に対する喝采が上がりました。
・昨夜の豪雨が嘘のように上がり、天気が回復しました。
・ピアノの発表会で上がってしまい、娘がミスを繰り返しました。
・私の師匠はお酒を一切上がりません。(尊敬語として)
・お客様のところへすぐに上がります。(謙譲語として)
・水曜日は定時退社日ですので、その日は仕事を早めに上がります。
・正月に親戚で集まって麻雀をし、叔父が役満で上がりました。


このように、「上がる」は非常に幅広い意味で使われます。

 


「揚がる」の使用例

次に、「揚がる」を用いた例文です。

 

・こんがりと美味しく天ぷらが揚がりました。
・夏の夜空に美しい花火が打ち揚げられました。
・船から陸上に荷物が揚げられました。


これらの例では、物体が軽やかに上昇する様子が表現されています。

 


「挙がる」の使用例

最後に、「挙がる」を用いた例文を挙げます。

 

セミナーで質問があるとき、数名が手を挙げました。
・彼の努力によりプロジェクトは成功し、彼の名も挙がりました。
・熱心な捜査により、長年の未解決事件の犯人が挙がりました。


これらの例では、何かが顕著に示されるか、注目される状況が描かれています。

 

 

 

まとめ

この記事で、「上がる」「揚がる」「挙がる」の違いとそれぞれの適切な使い分けについて詳しく解説しました。

これらは読み方が同じで、日常的によく使われる言葉ですが、意味の違いがあるため、使い分けが重要です。特に「揚がる」と「挙がる」は使用する場面がはっきりと異なりますので、注意が必要です。

言葉の正しい意味を理解して、適切な場面で正確に使い分けることが大切です。

 

今回の記事が快適な生活を送るお手伝いになれたら幸いです。
最後までお読み頂き有難うございました。

スポンサーリンク